Legraize it! |
2010/11/04 カテゴリー/ニュース
先日選挙とともに、マリファナの合法化について住民投票が行われました。
結果は賛成43%、反対67%で否決。
日本ではドラッグは絶対悪と叩きこまれ教育されてきたので
最初に合法化を図っていることを聞いた時は驚きましたが
調べるうちにいかに自分が無知で、いかに日本人の反対姿勢が馬鹿らしいかがわかりました。
反対することが悪いのではなく、何も知らずに反対するのが馬鹿らしいということですよ、念のため。
物事に反論するならまずその性質について理解しましょうということです。
ちなみに、わたしは知識がついた今でも反対派です。
今回賛成派の意見は、現在のカリフォルニアの財政難を乗り越えるには
法律に反しつつも世に蔓延しているマリファナに課税をするしかない、というものでした。
現在カリフォルニアでは驚くほどマリファナ不正使用者、栽培者が多いです。
日本でいうところの、未成年の喫煙と言ったら想像しやすいでしょうか。
そういった、いわば黙認されていると言っても過言ではない状況なので
いっそのこと合法化して税をかければ大きな収入になる。
珍しさも手伝って、他州他国からも合法大麻を求めて人がやってくるだろう。
そんなこんなでカリフォルニアは世界一の経済大州になる予定でした。
元々マリファナは一部の医療で合法的に使用されており、
ある研究結果ではタバコより害や依存性が低いと発表されている。
第一マリファナ使用時の人体への影響は
「クスリ」に対する典型的印象である「ハイになる、凶暴化する、もしくは理性を失う」といったものではない。
常用者によると「何もする気が起きなくなる、小さなことが面白く感じる。
凶暴化なんて以ての他、そんな気力がなくなる」のだそう。
使用したことがないので想像するしかないけれど、なるほどそれほど危ないものではなさそうだ。
もちろん大量に服用を続ければそれ以上の弊害が表れるだろうが、
今回の合法案はただやみくもに合法化するのではなく、
使用、取り扱いにも条件をつけるはずだったのでそこのところは飲酒と同じではないだろうか。
過度のアルコール摂取は時に殺人をうながす。
それに対しての反対派意見は治安の悪化を懸念するもの。
以下はわたしが賛成派に反論した内容。
州外からたくさんの人が大麻を求めてカリフォルニアにやってくる。
もしかしたら街は昼間からマリファナを服用し、だらしなくたむろする連中で溢れるかもしれない。
クスリの服用が人を凶暴化させるものではないにしても、
そういった光景が日常的に広がるというのはいかがなものか。
反対派市民は次第に平穏を求め州外へと流れていくだろう。
という、先に述べた賛成派意見に対して
実に簡素で弱い反論だったのだけれど、なぜか相手を納得させてしまったらしく。
相手は反対派に意見を変えてくれ、
当のわたしは賛成派に揺らぎかけたのでした。
結局今回は否決されたが、
発議者であるリチャード・リー氏は43%の賛成を
多大な肯定と受け止め、2年後にも再度審議にかける試みだ。
参考:
http://www.afpbb.com/article/politics/2772379/6403608 Thurston, Michael AFP BB News
_____________________________________________
日本語でコラム書くの久しぶりすぎて疲れた。
最近英語でエッセイ書きすぎて、書きたいことが先に英語で出てきてしまう><
正しい日本語使えてるかも怪しい。
文末の「です、ます」と「だ、である」は統一するべきで、
混合しての使用は文法的に間違いだって中学で習いましたが、
どうしても混ぜて使いたいのがわたし。
片方でしかあらわせないニュアンスってあるじゃん!
PR
この記事へのコメント