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2025/04/24  カテゴリー/

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「亀が爆発してしまった」

2009/04/14  カテゴリー/レビュー

「くっすん大黒」 作者:町田康 出版社:文春文庫
町田康処女作、野間文芸新人賞、ドゥマゴ文学賞受賞

感想: 今更処女作とは何事かというと、町田康好きのヒトに影響されたのだけれど
     最初に「きれぎれ」を読んでしまったのでかなり警戒していたが
     「くっすん大黒」はあっさりしていて楽しめた。


要約: 妻もおり仕事に精を出していた主人公だけれど、
     ふとした瞬間「だらだらして過ごしたい」と思い、
     思い立ったが吉日、その日のうちに仕事を辞めてしまい毎日酒を飲んで暮らす。
     そのせいで男前だった顔も酒ぶくれ水ぶくれ脂肪で見れぬものと成り下がり
     妻も逃げてしまうという有様。物語はここから始まる。

     |大黒様の人形| バランスが悪く中々立たぬ大黒様の置物を、腹が立って
     捨てようとするのだけれど上手く行かず、数少ない友の一人菊池に押しつけるべく
     接触を図る。その後もだらだらと共に過ごす二人は金欠からアルバイトを始めるのだが
     ブティックは気の狂った奥様方のせいで一度行ったきりで辞め、
     二つ目のアルバイトも同様気の狂った映画のリポーター役とロクなものがない。
     撮影後二人は亀を爆発させ各々の家と帰る。
     それで、豆屋になろうと考えた。
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