コラム:花札について |
2009/03/12 カテゴリー/花札
世間では「下賤な遊び」という認識を得ている花札。
実際賭博に使われていたものなので、今でもそのイメージは拭いきれませんが遊んでみると凄い面白いのです!
頭も使うし。
でも若干意地悪く、なるかもしれません。
いろいろ調べてわかったんですが普段何気なく使われてる言葉にも、元は花札の専門用語、というものがあるみたいです。
たとえば「ヤクザ」。
ルールやら説明するとめんどくさいので省きますが、花札はトランプでいうハート、スペード、といったもののかわりに“月”が用いられます。
そんでそれの8月、9月、3月の札が華やかで普通の花札では点数も高く好まれるんですが、数ある遊び方のうちのひとつ、「おいちょカブ」というゲームの中ではこの3枚が集まると点数が最も低く、何ていうかカスも同然だったので、「派手だけど世の中の役にはたたない」という意味で「893(ヤクザ)」と言われるようになったそうです。
あと10月の札に描かれてる鹿がそっぽを向いている事から、無視する事を「鹿十」で「シカト」と言うようになったり、配られた手札に通称「光りもの」と呼ばれる20点札が一枚で、その他が全て「カス」と呼ばれる0点札だった場合、その時点で「光一(ピカイチ)」という役であがれるんですが、そこから“周りより頭一つ秀でている”という意味で使われるようになったり、と他にもたくさんあるみたいです。
ちなみに横浜家のローカルルール(というかハウスルール)では役がとても少なく
・手四(200点)
・フケ(100点)
・三光(30点)
・小三(以下すべて15点)
・花見で一杯
・月見で一杯
・猪鹿蝶
・藤
・桐
・赤短
・青短
しかありません。公式やとこれの2倍3倍あると思います。
そんなん頭使いすぎてしんどいと思います。
「猪鹿蝶」って、花札知らん人でも言葉の響きだけは知ってるってのが多いんちゃうかな!
ナルト効果?
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